mi・memo

いわゆる日々のメモ書き

実在する二次元アイドルことアイドリッシュセブンのライブの話

最近、好きなアイドルのライブが連日映画館で行われておりまして。名を『アイドリッシュセブン』というのですが、これがとってもアイドルのライブ!!!感たっぷりですごく楽しいので、楽しかったよ!!!という気持ちをインターネットの海に流しておきたくてポチポチしています。

まず、アイドリッシュセブンは「実在性/実在感」をずっと大事にしてくれていて。これはリアルなのとはちょっと違って、同じ世界にいる感じ、というか、ゲームの外でもふとアイドルをしている彼らに会えるのがアイナナというやつ。それだからか、今回も劇場版の封切りにあわせて溢れるくらいのコラボタイアップを企画してくれて、情報の渦におぼれてる。ドラッグストアにいけば企画品のシャンプーがあって、まくらともキャンペーンをやっているし、ローソンともコラボをやっている。どこに行っても会えるの嬉しい。

正直、今回のキービジュアルに使われているCGモデルのお顔があまり好きじゃなかったので、期待しすぎないように……と思っていたのですが、映画が始まってみたら全くの杞憂!!!!いや言いたいことはたくさんあるけどライブが終わったら全部忘れる。本当にアイドルのライブ見た後は記憶力が馬鹿になるから仕方がないんだけど。劇場版ライブのいいところは記憶をなくしてもすぐまた初めから見れることですね。これだけはリアルのライブでは全然ない、配信ライブさえリピート配信と称して1~2回しか見せてくれない坂道アイドル運営、おまえらのことだぞ。金払うから見せてくれ。

話が逸れてしまったけど、まあつまりアイドルのライブがそこにあったんである。幕が上がった瞬間、これまで追いかけてきたアイドルたちがキラキラしながら踊って回ってニコニコしてる!誰を見ていても飽きない、ああこの子こんなふうにターンするんだ、リーダーは曲中に最年少にちょっかい出すタイプ、まっさきに会場に手を振るのはこの子なんだ、とか、これまで想像だけだった隙間が補完されていく。わーん幸せ。なんならいらないバックダンサーを演出に使うのもリアル。いらんのよそこは。アイドルだけを見たいファンと、間がもつか不安になってダンサーを呼んじゃう運営の溝、あるある。

このライブ、アイドル4グループ、16人いるんです。16人いれば好きとまでは言わなくても気になるアイドル出てくると思いませんか?いてくれたらいいな、という期待込みの願望ですが、その誰かひとりを追いかけるだけでけっこう楽しいと思います。わたしはリアルのライブに行くときも圧倒的引きカメラ(+双眼鏡)派で、常にボーカルの後ろのフォーメーション移動や振り付けを見るのが大好きなのですが、アイドリッシュセブンのライブも端っこまで魂が詰まっている。人によっては驚くくらい高く足を蹴り上げていたり、身長の高いアイドルのターンの着地がちょっとだけゆっくりだったり、見えないギリギリのところでファンサしてたり。え!!!いまウインクした!!??!!気のせい!!??みたいなこともある。何回見てても見逃す。

演出とカメラワークは賛否両論のところもあったみたいだけど、わたしは大好き。華美じゃないけど、だからこそアイドルの地の魅力で勝負するしかなくて、最高のアイドルにしかできない演出。ま、もすこし派手でもいいかもしれないけど。去年の日向坂ツアーのセットもでっっっかい可動式のモニターだけでさ、乃木坂の夏ライブ思い出して「もうちょっとだけ金かけてもよくなあい!?」って思ったもんね(またいらん話)(でもたぶん金はかかってんのよ)カメラワークも、アイドルの目線の先は客席に決まっているので、カメラによこす視線なんて後回しなほうがむしろアガる。ファンサは会場でももらえないのが当たり前、たまのカメラ目線がご褒美……あっいまウインクもしましたか!?!!もう一度お願いします!!あっ八乙女行っちゃった……(ムビナナ見てください)

一つだけ納得できていないことがあるとすれば、わたしはライブ前のOverture(ライブ開始直後に流れるオープニング映像的なもの)大好物人間なので、エモに振り切った映像だったのはちょっとだけ惜しいと思いました!!!これはわたしの感想!!!複数人ごとでもアー写と名前出してくれたら好きな子の名前を叫ぶのに。それだってコールが過熱しすぎないように意図的なものかもしれないしね。いつだって運営の思いはこちらには伝わらないものです。でもきっとこちらの気持ちはおそらく筒抜けなので、好きなものを好きとなるべく声に出して言っていきたいなと思います。

なるべくなら触れたことのない人にも見に行ってみてほしいと思うけど、脳内麻薬~!みたいなタイプのライブではないので好きになれそうな予感のある方におすすめしたい。どんな人に見てほしいかな。ハッピーな音楽が好きな人、アイドルは箱まとめて推したいタイプの人、2番メロや落ちサビが好きなタイプの人(わたしです)。あとはTKやいきものがかりの水野さん、ヒャダイン錚々たるメンツが楽曲提供しているので楽曲派アイドルオタクの人たちの印象も聞いてみたいです。今回のセトリに入ってないけど冒険してる曲もたくさんある…と思う。

映画なのに2DAYS開催してるのもやりたいことありすぎるアイナナくんらしい。DAY1はこれまでの軌跡、DAY2はただただ楽しいライブ!MCもカメラワークも変えてくれてて超嬉しい。アイドルとアイドルの会話、大好き。興行収入7億円(語呂合わせ)で喜んでいる公式Twitterがかわいいので17億円行くといいなと思ってます。千秋楽までよろしくね、アイドルたち。